ノルマがきつくて銀行員をやめたい
銀行員から転職ってできるのかな
銀行からの転職先ってどんなところが多いんだろう
銀行員が転職するならどこがいいんだろう
このような疑問・悩みに応える記事です。
- 銀行員からの転職先
- 銀行員から転職ってできるの?【結論、できます】
- 銀行員の転職活動のポイント
- 銀行員が転職活動にいかせる強み・資格
- 銀行員におすすめの転職エージェント
こんにちは、当サイトを運営しているしょうです。
僕も以前は銀行員として働いていました。
ノルマとパワハラに苦しみ病んでいましたが、倍率60倍のホワイト企業へ転職し、今は事務職でゆるく働いています。
今回の記事では、銀行員からホワイト企業の事務職へ転職した僕が「銀行員におすすめの転職先と転職活動のポイント」について解説します。
結論、銀行員の経験を活かせる転職先は多いです。
銀行員は転職に強いから。
銀行員から人気の転職先だけでなく、ノルマがつらい方向けの仕事もまとめたので、あなたに合いそうなものから挑戦してみましょう。
この記事を読めばきつい銀行員の仕事から解放されて、自分にあった仕事でたのしく働ける人生が見えてくるので、最後まで読んでみてください!
銀行員からの転職はできるの?【十分可能】
銀行員って転職できるのかな…
結論、銀行員からの転職は十分可能です。
銀行員の経験は転職市場で高く評価されるから。
一般的に、銀行員は下記のような能力があると思われています。
- 財務がわかる
- 社会人基礎力が高い
- ストレスに強い【タフ】
1つずつ解説していきます。
財務がわかる
銀行員として働くには財務の知識が必要不可欠です。
取引先の企業に融資するために財務内容を理解しないといけないから。
銀行員は取引先の法人の決算書や個人事業主の確定申告書を分析して提案を行います。その際、簿記やFPなど財務の知識を持っていないと仕事になりません。
財務の知識は他の職種にはない銀行員の強みです。
社会人基礎力が高い
銀行員は社会人として基礎能力が高いと思われています。
経営者層と取引するタフなビジネスの現場を経験しているから。
経営者は、豊富な経験・知識があるので、人を見る目が優れています。そのような方たちと取引をする銀行員には高い社会人基礎力が求められます。
- コミュニケーション能力
- ビジネスマナー
- スケジュール管理
- 提案力
- 論理的思考力
銀行員はこうした社会人としての基礎力が自然と身に付いているでしょう。
ストレスに強い【タフ】
銀行員はストレスに強い印象をもたれています。
厳しいノルマや上司からのプレッシャーなど、タフなビジネスの現場を経験してきているから。
- 厳しいノルマを達成するために行動しつづける粘り強さ
- 上司からのプレッシャーに負けないメンタル
- 多忙な業務を乗り切る体力
さまざまな困難を乗り越えてきた経験からタフな心と体を身につけているでしょう。
銀行員からの転職が多い業界
転職市場で高い評価を得ている銀行員ですが、具体的にはどのような業種に転職しているのか気になるでしょう。
ここからは、銀行員からの転職が多い業界を紹介します。
- 他の金融機関
- 保険会社
- 取引先の中小企業
- コンサルティング会社
- 公務員
- 税理士・会計事務所
1つずつ解説していきます。
他の金融機関
銀行員からの転職では同じ金融機関が多いです。
銀行員の経験をそのまま活かして即戦力になれるから。
具体的には下記のとおりです。
- メガバンク
- 地方銀行
- 信用金庫・信用組合
しかし、金融機関はどこも似た境遇なので転職しても悩みが解決しない場合があります。
転職したいと思う理由・原因を明確にして、それを解消できる転職先を探すとよいでしょう。
保険会社
保険会社の営業も銀行員から人気の業界です。
銀行員と保険会社の営業マンに必要な知識・能力は似ていて経験を活かせるから。
- 金融商品を扱う知識
- FP技能士などの資格
- 営業マンとしての能力
また、保険会社は歩合制のところも多く、売り上げをあげるほど稼げます。
自分の営業力に自信があり、もっと稼ぎたい方にはおすすめの転職先です。
取引先の中小企業
銀行員として訪問していた取引先の中小企業から声をかけられて転職するケースもあります。
企業の財務内容をわかっている上に、これまでの取引を通じて信用があるから。
実際に僕が銀行員のとき、優秀な先輩や後輩が取引先から声をかけられて転職していました。
- 取引先の企業の営業として引き抜かれたトップ営業マン
- 取引先の会計事務所へ引き抜かれた優秀な後輩営業マン
普段の訪問で信頼関係を築いているとこのように声をかけてもらえるケースもあります。
人柄や仕事ぶりを評価してくれているので、待遇もよく給料がアップすることも多いでしょう。
コンサルティング会社
キャリアアップを目指してコンサルティング会社に転職する銀行員も多いです。
経営者に提案した経験が活かせるから。
たとえばM&A会社や金融コンサル会社などに転職する人が多いようです。銀行員として取引先企業の経営に関するアドバイスや提案をしてきた経験が活かせるでしょう。
年収が上がる可能性も高いので、キャリアアップしたい人におすすめの転職先です。
公務員
公務員も銀行員に人気の転職先です。
銀行員になる方はまじめで勉強家な方が多く、公務員試験も突破できるから。
また、銀行員の厳しいノルマや多忙な業務に疲れた方が安定を求めて公務員を目指すことも多いでしょう。
- 県庁
- 地元の市役所
上記のような職場は銀行員と同じく社会的信用が高く、安定しています。ノルマに疲れた人におすすめの転職先です。
税理士・会計事務所
難易度は高いですが、税理士・会計事務所に転職する銀行員も多いです。
銀行員で学んだ財務の知識を活かせるから。
実際に僕の前の職場で、取引先の会計事務所へ転職した後輩がいました。
難関ですが、税理士資格をとって独立することも可能。
将来独立や士業を目指したい人におすすめの転職先です。
ノルマがつらい銀行員におすすめの転職先
ここまで銀行員からの転職が多い業界をお伝えしてきました。銀行員の経験をいかし、キャリアアップを目指した転職先が多い印象です。
しかし中にはキャリアアップよりも、ノルマがつらくてとにかく銀行員を辞めたい人も多いのではないでしょうか?
僕もその1人です。そこでここからは、ノルマがつらい銀行員におすすめの転職先を紹介します。
- 経理職
- 準公務員
- 公務員
- 税理士・会計事務所
- 【番外編】Webライター
経理職
経理職はノルマがつらい銀行員におすすめの仕事です。
銀行員の財務の知識を活かせる上に、ノルマがないデスクワークだから。
注意点は、簿記2級以上の知識が必要であること。経理職の中途採用では、簿記2級以上が応募の条件になっていることが多いです。
資格勉強は大変ですが、ノルマがなくデスクワークができる経理職はおすすめの転職先です。
準公務員
準公務員とは、公務員ではないが、公務に準ずる公共性や公益性のある仕事をしている人のこと
ノルマがなくルーティーン作業が中心の仕事なのでおすすめの転職先です。
具体的には以下のような職種があります。
- 団体法人
- 財団法人
- 独立行政法人
- 公立図書館松蔭
- 年金関係の職員
これらの職種は求人が少ないですが、ノルマがなくマイペースに働けるのでおすすめの転職先です。
僕が転職したのも準公務員です。
ノルマはなし・毎日定時でのんびりはたらけています。
公務員
ノルマがつらい銀行員が転職先として最初に思いつくのが公務員でしょう。
銀行員と同じく社会的信用があり、ノルマがない仕事だから。
- 県庁職員
- 市役所職員
- 図書館の職員
上記の仕事は公務員の代表的な職種です。公務員試験さえ突破できればノルマのない事務仕事ができます。
でも公務員試験の勉強なんてしてる暇ないよ…
そんなあなたには民間経験者採用がおすすめです。
民間企業の経験者向けの採用試験。試験内容は「教養試験」「面接」「小論文」という形式が大半で、一般的な公務員試験の勉強が不要。筆記試験よりも社会人経験を重視した採用試験なので、50代で内定を得る受験者もいる。実質年齢上限がない試験と言われている。
近年、公務員試験の受験者数が減少しており、人員不足が続いています。こうした状況を改善するために民間企業での経験者を採用する自治体が増加しています。
出典:総務省|地方公務員における働き方改革に係る状況
出典:総務省|地方公務員における働き方改革に係る状況
これだけ変化の激しい時代では、この流れは今後も加速していくと考えられるでしょう。
民間経験者採用の求人は自治体のホームページに掲載されているので、チェックしてみてください。
税理士・会計事務所
ノルマを達成するのは苦手だけど、財務の知識は強い人には税理士・会計事務所もおすすめです。
シンプルに財務の知識をいかせるから。
難易度は高いですが、勤めながら勉強して税理士資格をとることもできます。
将来独立を見据えている方にもおすすめの転職先でしょう。
【番外編】Webライター(フリーランス)
ノルマがつらい銀行員の転職先【番外編】としてWebライター(フリーランス)がおすすめです。
銀行員の知識・経験をいかして金融ライターになれるから。
金融ライターは、専門知識が多く執筆がむずかしいので単価も高い傾向にあります。
銀行員の経験があれば、すでに専門知識を持っているので金融ライターとして有利です。
努力次第でフリーランスとして会社員以上に稼げる可能性があるでしょう。
「ノルマがつらい」「会社員はもういやだ」という人は一度挑戦してみるのがおすすめです。
銀行員の転職活動のポイント
銀行員の転職先はわかった
実際に転職活動したいけどどうすればいいの?
結論、以下の3つです。
- 銀行員の強みをいかす
- 決算期を避ける
- 転職エージェントを使う
1つずつ解説していきます。
銀行員の強みをいかそう
転職活動では銀行員の強みをいかしましょう。
銀行員の経験は転職市場で評価が高いから。
銀行員は下記のような強みを持っています。
- 数字に強い
- 社会人基礎力が高い
- ストレスに強い【タフ】
- 誠実・真面目
これまで銀行員として働いてきて身につけた強みをいかして転職活動を行いましょう。
決算期を避ける
転職活動を行うときは、3月・9月の決算期を避けて行いましょう。
転職すると伝えても多忙で上司が取り合ってくれないから。
場合によっては以下のような嫌がらせを受けることもあります。
- 人事へ転職することを伝えてくれない
- 退職届を受け取ってくれない
- 仕事を大量に振る
実際僕が以前勤めていた銀行で、後輩が転職すると上司に伝えたのに握りつぶされた例がありました。
信じられないかもしれませんが、そんなドラマのようなことが実際に起きているのです…
こういった余計なトラブルを避けるためにも、転職活動を行うときは決算期を避けたほうが無難でしょう。
転職エージェントを使う
銀行員に限りませんが、転職活動を行うときは転職エージェントを使うのがおすすめです。
転職のプロにサポートしてもらいながら効率的に転職活動できるから。
転職エージェントを利用すれば以下のようなサポートを無料で受けられます。
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 自己分析
- 応募先の選定
- 企業研究
- 応募
- 面接日程の調整
- 企業との交渉
働きながらの転職活動は想像以上にしんどいです。本業で疲れて帰ってきてから書類を作成したり、企業研究したりするのは難しいでしょう。
転職エージェントを利用すれば、転職のプロからサポートしてもらえるので、効率的に転職活動が行えますよ。
銀行員が転職活動で活かせる資格
銀行員は様々な資格をとる必要があり、休日も試験勉強をしている人も多いでしょう。そこでここからは、銀行員が転職活動でいかせる資格を紹介していきます。
結論、以下の3つです。
- 宅地建物取引士
- FP技能士
- 日商簿記
宅地建物取引士
1つ目は宅地建物取引士の資格です。
この資格をもっていれば、不動産業界に転職する際に活かせるでしょう。
不動産業を営む場合は、専任の宅地建物取引士を設置することが義務付けられています。つまり、不動産会社は宅地建物取引士がいないと営業できないのです。
そのため資格所有者は不動産業界に転職する際に有利です。中には、資格所有者に手当を出している会社もあります。
このように宅地建物取引士の資格は不動産業界への転職で活かせるでしょう。
FP技能士
2つ目はFP技能士です。
お金の総合的な知識を身につけている証明になるから。
たとえば、同じ金融業界や会計事務所に転職する際に有利になるでしょう。
2級まで取得しておくと転職でも評価されやすいです。
日商簿記
3つ目は、日商簿記です。
経理職に転職するときに活かせるでしょう。
ただし、経理職を目指すには2級以上を取得する必要があります。最低でも3級を取得して、2級を目指しながら転職活動するのをおすすめします。
銀行員が転職するときの注意点
銀行員が転職するときは以下の点に注意が必要です。
- 年収が下がる可能性が高い
- 銀行員特有のスキルは活かせない
年収が下がる可能性が高い
一般的に、銀行員から異業種へ転職すると年収が下がる可能性が高いです。
銀行員は福利厚生がよく、平均より年収が高い傾向にあるから。
民間企業平均年収 | 銀行員平均年収 |
---|---|
458万円 | 617万円 |
上記のデータからわかるように、銀行員は平均より年収が高い傾向にあります。
自分の生活費を把握し、最低ラインの年収を明らかにした上で、年収と転職のどちらをとるか検討しましょう。
銀行員特有のスキルはいかせない
銀行員特有のスキルは転職先ではいかせません。
他の業種では使わないから。
- 融資の稟議書作成
- オペレーション操作
このようなスキルは銀行特有のものなので、他の業種ではいかせないでしょう。
一方で、このような事務作業で培った「正確さ」「緻密さ」はどんな仕事でもいかせる能力です。銀行員での経験は無駄にならないので自信を持ちましょう。
銀行員におすすめの転職エージェント
転職活動の注意点はわかったけど、実際にやろうと思うと1人ではなかなか進まないよ…
自分1人で転職活動を行なっていると何が正解なのかわからず、このように悩んでしまう方も多いでしょう。
そんなときは転職エージェントを利用するのがおすすめ。転職のプロがあなたの転職活動をサポートしてくれるからです。
そこでここからは銀行員におすすめの転職エージェントを紹介します。
結論、以下の2つです。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントです。
- 業界トップクラスの求人数
- 経験豊富なエージェントによる親身な相談
業界で最多数の求人の中から、あなたにピッタリの仕事を探してくれます。
\ 完全無料 /
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代向けの転職エージェントです。
- 20代に強い
- 利用者に合った担当エージェントによる相談
実際に僕が利用したときは、元銀行員のエージェントが担当してくれました。元銀行員向けの転職先を紹介してくれますよ。
\ 完全無料/
元銀行員の筆者の転職体験談
元銀行員の筆者の体験談をお伝えします。
僕は人見知りなのに銀行員の営業になってしまい、ノルマとパワハラで病みました。
とにかく逃げたい一心で転職活動開始。とりあえず練習で受けた会社に運良く内定をもらえました。
詳しい体験談については下記の記事に書いてあるので興味のある方はチェックしてみてください。
まとめ 銀行員は転職に強い。勇気を出して行動しよう
銀行員は転職に強く、さまざまな業界で活躍できるでしょう。
銀行員の経験は転職市場で高く評価されるから。
銀行員は以下のような業界への転職に有利です。
- 他の金融機関
- 保険会社
- 取引先の中小企業
- コンサルティング会社
- 公務員
- 税理士・会計事務所
銀行員の強みをいかして転職活動するには、転職エージェントを利用するのがおすすめ。
無料で利用できるので下記の2つに登録して、相談しながら考えていけばOKです。
銀行員から転職したい方は今日から行動しましょう。
年齢が上がるほど銀行員の転職は難しくなっていくから。
あとは行動あるのみです。銀行員は転職に強いので自信を持って一歩を踏み出してみてください!