銀行員をやめたいけど、実際やめた人はどうなんだろう?
周りからは銀行員をやめるなんてもったいないと言われた。
銀行員をやめたらやっぱり年収が下がっちゃうのかな
銀行員をやめたあとはどんな仕事につけばいいんだろう?
こういった疑問や悩みに応える記事です。
- 銀行員をやめてよかったこと22選
- 銀行員をやめて後悔したこと
- 銀行員をやめたときの周りの反応
- 銀行員をやめたあとの転職先
こんにちは、この記事を書いたしょうと申します。
僕も29歳まで銀行員として働いていました。(新卒から7年間)
現在は団体法人の事務職で働きながら副業でWebライターをしています。
銀行員の営業から倍率60倍の団体法人の事務職へ転職しました。
この記事は以下の人に向けて書いています。
結論、銀行員をやめてほんとうによかったです。
ストレスが激減して毎日がたのしくなったから。
銀行員時代はストレスフルな環境で常に体調が悪く、毎日がとてもつらいものでした。
この記事を読めば、毎日ノルマに追われるストレスフルな銀行員から解放され、自分にあった仕事で毎日をたのしく過ごせるようになりますよ!
今日が人生で1番若い日です。つらい毎日を変えたい人は最後まで読んでみてください。
銀行員をやめてよかったこと22選
銀行員をやめてよかったのは「ストレスがほぼなくなったこと」です。
銀行特有の組織風土や仕事のやり方はとてもストレスが多かったから。
具体的には以下の22個です。
- ノルマから解放された
- 飲み会が減った
- 接待カラオケがなくなった
- 夏祭りに参加しなくてよくなった
- 朝礼で詰められなくなった
- サービス残業がなくなった
- 有給がとりやすくなった
- 夏休みができた
- お金を扱うプレッシャーから解放された
- 細かい事務がなくなった
- 飛び込み営業をしなくてよくなった
- 土日の資格試験がなくなった
- 月末の追い込み営業がなくなった
- お願い営業がなくなった
- 商店街の新年会に参加しなくてよくなった
- 接待旅行がなくなった
- 私用で有給がとれるようになった
- 書類訂正でお客様に頭を下げなくてよくなった
- お客様に理不尽に怒られることがなくなった
- お昼ご飯が食べられるようになった
- 土砂降りの日に外回りにいかなくてよくなった
- 猛暑の日に外回りにいかなくてよくなった
1つずつ解説します。
ノルマから解放された
1番よかったのは厳しいノルマから解放されたことです。
毎日ノルマに負われる日々はストレスが大きかったから。
終わりのないノルマのためにお客様に頭を下げて金利の高い商品を売りつける日々はとてもつらかったです。
ノルマのプレッシャーがないだけで、仕事がとてもラクになりました。
毎日毎日ノルマのために働く日々は地獄でした。
飲み会が減った
週2~3回あった飲み会がなくなりました。
何かと理由をつけて飲みたがる上司・先輩たちの誘いを断れず、疲れた体をひきずって参加していました。
飲みに行っても会社の愚痴や上司の武勇伝を聞かされるだけで何も楽しくありません。
僕はお酒がほとんど飲めないので余計につらかったです。
遅くまで飲んでいたのに次の日誰よりも早く出勤して元気もりもりな上司の体力が謎でした。
接待カラオケがなくなった
お客様や上司の接待カラオケがなくなりました。
僕はカラオケが苦手なのでほんとうにつらかったです。
盛り上げろと言われたり、上司から謎の説教をされたりとただただつらい時間。なくなってほんとうによかったです。
これも営業の仕事の内なのかもしれませんが、僕にはムリでした。
夏祭りに参加しなくてよくなった
銀行員は地域の夏祭りに参加しなければいけません。
地域貢献をして地元のお客さんと親交を深めるためです。
夏祭りは土日にやるので、休日出勤して参加しなければなりませんでした。
- 神輿をかつぐ
- お酒を飲まされる
- 出店の手伝いをする
猛暑の中、汗だくでお酒くさいおじさんたちにもみくちゃにされながら神輿をかついでたときは「せっかくの休日に僕は何をやってるんだろう」と虚無感に包まれました。
ちなみに上司は神輿をかついで鎖骨を骨折しました。
朝礼で詰められなくなった
営業ノルマが足りていないと朝礼でつめられます。
上司から次々と厳しい言葉を浴びせられていました。ボイスレコーダーに録音しておいて、パワハラとして訴えられる内容だったと思います。
今の会社では、朝礼は週1回でその週にやることを発表するだけです。
「やる気ないなら帰れよ」と言われたこともありました…
サービス残業がなくなった
銀行員をやめたらサービス残業がなくなりました。
銀行員時代はサービス残業が状態化しており、残業申請する人は白い目で見られていました。
- 定時になったら上司からタイムカードを切る
- タイムカードを切ったあともダラダラと残業
- 月の残業が10時間までしか認められない
- 実際の残業時間は30時間以上
普通に違法ですが、当時はそういうものなのかと思って従っていました。こわいですね。
残業申請すると拒否されるかネチネチ嫌味を言われるのであきらめていました。
有給がとりやすくなった
転職して毎月1回有給をとれるようになりました。
銀行員時代は、1年間の有給取得日数が2日間だった年もありました。また、有給申請理由を「私用」と書いたらこの理由では認められないと却下されたこともあります。
今では年間に10〜15日間有給取得できています。体もラクなのでほんとうによかったです。
上司は新婚旅行で有給申請したら却下され、予約していた海外旅行をキャンセル料を払ってとりやめたそうです…
夏休みができた
今の会社では有給とは別に夏休みが5日間取得できます。
銀行員のときは夏休みがありませんでした。7〜9月の間にいつもよりちょっと長めに有給をとるのが夏休みのかわりでした。
今は有給とは別に夏休みを5日間取得できます。ほんとうに銀行員をやめてよかったです。
夏休みってすばらしいですね
お金を扱うプレッシャーから解放された
銀行員は1円でも金額を間違えたらおわりです。お金は命の次に大事なものだと言われていたので、そのプレッシャーはすごいものでした。
7年間働いていた中で、1度だけ金額を間違えたことがありました。そのときは生きた心地がしなかったです。
そういったお金のプレッシャーから解放されてほんとうにラクになりました。
金額を間違えたときの焦り・不安はすごかったです…
細かい事務がなくなった
銀行特有の細かい事務がなくなりました。
もともと事務処理は細かいものですが、銀行は他の業種にはない特有の事務があります。
ベテラン職員でさえ把握しきれないほど細かい事務処理。上司や店舗によってやり方や解釈が異なるので、異動のたびにやり方を覚えなければなりませんでした。
今の会社では事務処理がラクでストレスフリーです。
飛び込み営業をしなくてよくなった
銀行員時代は、新規顧客開拓のために1日100件飛び込み営業をする日もありました。ほとんどの訪問先で門前払いされるので、メンタルがやられます。
平日は訪問先の人が仕事で不在なため、休日にセールスしようという試みもありました。土日の朝9時から夕方まで飛び込み営業をして、その後は夜遅くまで打ち上げで飲み会。
貴重な休日が1日つぶれていました。
今は事務職なので飛び込み営業をすることがなく、快適です。
土日の資格試験がなくなった
銀行員は資格試験を受けないといけません。しかも試験は土日にあります。休日が試験でつぶれて遊ぶ時間も削られていました。
資格試験から解放された今は時間の余裕ができました。
月末の追い込み営業がなくなった
銀行員は月末に少しでも数字をあげるために追い込み営業をします。ひたすらお客様にお願い営業にいく日々はとてもつらかったです。
その影響か、今でも月末が近づくと理由もなく憂鬱になります…
お願い営業がなくなった
さきほどの月末に限らず、どうしてもノルマが足りないときはお客さんにお願い営業をしていました。
積立や金利の高いローンなどお客様にとって必要のない・不利益のある商品を売るのがつらかったです。
頭を下げてひたすらお願い営業する日々がなくなっただけでも銀行員をやめてよかったです。
商店街の新年会に参加しなくてよくなった
銀行員は地元の人たちとの交流が大切なため、毎年商店街の新年会に参加させられていました。
新年会の席は全員にお酌する・注がれたお酒は必ず飲むなど昭和な飲み会。繰り返しになりますが、僕はお酒が飲めないのでほんとうにつらかったです。
もう2度と参加したくありません!
接待旅行がなくなった
お客様との交流を図るため、1年に1回、1泊2日の接待旅行がありました。
朝6時に銀行の支店に集合し、旅行会社の添乗員並にお客様を接待していました。
- 朝から晩までひたすらお酒をつぐ
- 夜の宴会でもお客様全員にお酌
- 一緒にカラオケ
- 宴会後は会社の役員の接待を夜中まで
旅行は平日にやるので翌日も仕事。あのハードな接待旅行がなくなってほんとうによかったです。
疲れすぎて旅行から帰ってきたら発熱しました…
私用で有給がとれるようになった
銀行員のときは有給申請理由に「私用」と書いたら却下されました。
他になんと書けばいいかもわからず、有給申請はあきらめました。
今は特に理由を聞かれることなく月1回休めています。
「私用ってなんだ?そんな理由は認められない」と言われました
書類訂正でお客様に頭を下げにいくことがなくなった
銀行では書類の不備は許されません。
少しでも間違いがあれば書類訂正しなければいけないので、お客様に頭を下げて書き直してもらっていました。
今は事務職で社内の書類だけで完結するので、訂正も簡単でストレスフリーです。
入院しているお客様の病室までいって書類を記入してもらったこともあります。
お客様に理不尽に怒られることがなくなった
今は事務職で外部の人と関わることは少ないので理不尽に怒られることがなくなりました。
銀行員時代はお客様に理不尽に怒られてひたすら頭を下げ続ける日々でした。
電話に出たら「なぜ男が出るんだ!俺は男がきらいなんだ!」と怒鳴られたこともあります。
お昼ご飯が食べられるようになった
銀行員時代はお昼休みの1時間は事務作業をしたり、来客対応をしてたりで終わっていたので、お昼ご飯は食べていませんでした。
今は1時間しっかりと休憩できるので、お昼ご飯もゆっくり食べられて幸せです。
上司から昼休みは事務処理も含めて1時間で終わらせろと言われていました。
土砂降りの日の外回りがなくなった
銀行員のときは土砂降りでも自転車で外回りにいっていました。
カッパをきて自転車にのり、お客様の家に入る前はカッパを脱ぎ、出たらまた着る。そんなことを繰り返していました。
今は室内で仕事をしているので、土砂降りの日も冷暖房完備のオフィスで働けています。
今の会社は駅近なので土砂降りの日でもほとんど濡れずに出社できます。
猛暑の日に外回りにいかなくてよくなった
銀行員のときは気温30度を超える猛暑の日でも外回りをしていました。最近の夏の暑さは異常なので、熱中症になって倒れた営業マンもいました。
今は猛暑の日でも冷房が効いたオフィスで快適に働いています。
クーラーって最高ですよね。
銀行員をやめて後悔したこと【なかった】
ここまで銀行員をやめてよかったことを紹介してきました。いいことばかりだと、うそっぽいので銀行員をやめて後悔してことも紹介していきます。
結論、僕は銀行員をやめて後悔したことはありません。
銀行員時代があまりに過酷な環境だったため、後悔したことがありませんでした。とはいえそれは僕個人のケースなので、一般的に銀行員をやめて後悔することを紹介します。
- 年収が下がった
- 周り(世間)からの評価が下がった
- 福利厚生が悪くなった
- 社会的信用が落ちた
年収が下がった【僕は上がりました】
一般的に銀行員をやめると年収が下がるケースが多いです。
銀行は民間企業の平均年収より給与が高いから。
民間企業平均年収 | 銀行員平均年収 |
---|---|
458万円 | 617万円 |
稀に年収が上がるケースもありますが、一般的には銀行員をやめると年収が下がる可能性が高いでしょう。
周り(世間)からの評価が下がった
銀行員をやめるともったいないと周りから言われます。
銀行は安定・エリートというイメージが強いから。
特に40代以上の世代は銀行員は立派というイメージをもっています。しかし、大事なのは自分にとってどうかです。
周りの意見はあまり気にしなくていいでしょう。
福利厚生が悪くなった
銀行員をやめると福利厚生が悪くなります。
銀行は一般的な企業より福利厚生がいいから。
ただその分普段の仕事も激務なので、トータルでどちらがいいか考えたほうがいいでしょう。
社会的信用が落ちる
銀行員は社会的信用が高いので、やめると相対的に信用が落ちるでしょう。
たとえば銀行員のときはクレジットカードやローンの審査が通りやすかったが、やめたらそうではなくなることもあります。
住宅ローンを組んだり・クレジットカードを作ったりするのは銀行員の間にやっておくといいでしょう。
銀行員をやめたときの周りの反応
そうはいっても銀行員をやめたら周りの人になんて言われるかな?
特に親から何か言われそう。
銀行員は世間体のいい職業なので、このような心配もあるでしょう。そこで実際に僕が銀行員をやめたときの周りの反応を紹介します。
- 親・友達はよろこんでくれた
- 転職先の人にはもったいないと言われた
親・友達はよろこんでくれた
銀行員をやめたとき親・友達は喜んでくれました。
僕がつらそうなのを心配してくれていたようです。
親・友達は幸せを願ってくれています。もったいないという人もいるかもしれないけど、それはあなたのことを思っているから。
銀行員をやめても幸せな姿を見せれば親・友達もわかってくれるでしょう。
転職先の人たちにはもったいないと言われた
一方で、転職先の会社の人たちにはもったいないと言われました。
彼らは自分たちの会社より、銀行員のほうが待遇がいいと思っているから。
しかし現実はそうでもありません。彼らがイメージしている銀行員はメガバンクでしょう。それ以外の銀行は一般の企業と待遇は変わりません。
もったいないと言われても気にしないでいいでしょう。
銀行員をやめたあとの転職先
銀行員をやめたあとはどうしたらいいの?
どんな転職先があるのかな?
銀行員をやめたとしても次の仕事を見つけなければいけません。おすすめは銀行員の経験をいかせる仕事を選ぶことです。
具体的には以下の4つです。
- 準公務員
- 公務員
- 経理職
- 会計事務所
準公務員
1つ目のおすすめ転職先は準公務員です。
銀行員の正確さ・誠実さが活かせるから。
準公務員とは、公務員に近い公的な仕事を行っている民間の団体です。具体的には以下のような仕事です。
- 財団法人の事務職
- 団体法人の事務職
- 図書館の職員
準公務員は仕事に対する正確さ・誠実さが求められるため、銀行員におすすめの転職先でしょう。
公務員
2つ目は公務員です。
先ほどの準公務員と重なる部分がありますが、銀行員の正確さ・勤勉さがいかせます。
銀行員は勤勉な人が多く、難関な公務員試験も突破できるでしょう。
経理職
3つ目は経理職です。
これまでに身につけた財務の知識がいかせるから。
銀行員はお客様の財務分析をするために、幅広く財務の知識を身につけています。経理職でそのつちかった知識をいかせるでしょう。
銀行員におすすめの転職エージェント
銀行員におすすめの転職エージェントは次の2つです。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントです。
- 業界トップクラスの求人数
- 経験豊富なエージェントのサポート
経験豊富なエージェントが、業界で再多数の求人の中からあなたにピッタリな仕事を探してくれます。
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マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代向けの転職エージェントです。
- 20代の転職に強い
- 利用者に合わせたエージェントが担当
実際に僕が利用したときは、元銀行員のエージェントが担当してくれました。銀行員向けの転職先を紹介してくれますよ。
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銀行員をやめられないときは退職代行サービスがおすすめ
銀行員をやめたいけどそう簡単にはやめられないよ…
やめたほうがいいとわかっていてもなかなか行動できない人も多いでしょう。実際僕も新卒で入社したその日からやめるまで7年もかかりました。
そんなあなたには退職代行サービスがおすすめです。
退職に関わる手続きを代行・サポートしてくれるから。
たとえば以下のような悩みを解決してくれます。
- 上司に退職を言い出せない
- いやがらせを受けてやめられない
- やめる手続きをする余裕すらない
それぞれ解説していきます。
上司に言い出せない
退職するときの1番のハードルは上司に退職を伝えることでしょう。
- パワハラ上司がこわくて言い出せない
- 人手不足で言い出せない
- なんて言われるかこわくて言い出せない
このように悩んでいる人がほとんどではないでしょうか?
実際ぼくも転職が決まるまでは言い出せませんでした。
お前なんか他じゃ通用しないと言われていたので余計に言い出せませんでした…
いやがらせを受けてやめられない
上司や会社からいやがらせを受けてやめられないケースもあります。
上司はあなたにやめられたら困るから。
- 退職届を受け取らない
- 人事に伝えずもみけす
- ノルマを達成するまでやめさせない
実際、僕の後輩は退職すると上司に伝えたのにもみけされていました。
やめる手続きをする余裕もない
心身ともに疲れ切って退職手続きをする余裕がない人もいるでしょう。
上司に退職を伝えたり、引き継ぎをしたり、退職は予想以上にエネルギーを使います。
日々の業務で疲れ切ってそのような余裕がなく、動けなくなってしまうこともあるでしょう。
おすすめは退職代行ガーディアン
上記のような悩みを解決してくれるのが退職代行サービスです。その中でもおすすめは退職代行ガーディアンです。
労働組合が運営していて交渉権があるから。
退職手続きの代行だけでなく、有休消化の交渉などもしてくれます。やめる前に有休消化して、次の仕事までゆっくり休むこともできるでしょう。
詳しくは下記の記事で解説しているので合わせてチェックしてみてください。
まとめ 銀行員をやめてよかった!後悔しないように今すぐ行動しよう
結論、銀行員をやめてほんとうによかったです。
ストレスが激減して毎日をたのしめるようになったから。
銀行員がつらくてやめたい人は、後悔しないように今すぐ行動しましょう。
人生で今日が1番若い日です。
できることから今すぐはじめてみてください。
具体的には以下の2つを実践してみてください。
- 転職エージェントに登録・相談する
- 退職代行サービスで有休消化してやめる
どの転職エージェントがいいかわからないあなたには、以下の2つがおすすめ。
・リクルートエージェントどうしても銀行をやめられないあなたには退職代行ガーディアンがおすすめ。
あなたが銀行員をやめてつらい毎日から解放されることを祈っています。